ども、筋トレする絵師(イラストレーター)のLYOです!

今回は、俺の人生のを大きく変幻してくれたある人たちに感謝を込めて、この記事を残したいと思いまするるる〜
12歳で衝撃を受けたモンスターバンド

当時は、テレビやファミコンなどが流行っている時代で、誰もが家に帰ったらゲームや、テレビに釘付けだった。
でも俺はある日、学校から帰っている最中に、マンションから聞こえる不思議な音楽に聞き惚れていた。
その時は
◆ロックバンド
◆エレキギター
◆ヴィジュアル系
なんて言葉や実態なんて見た事も聞いた事もなかった。
しかしある日、友達の兄ちゃんの部屋からその音楽が聞こえてきたとき!!!
俺は友人にお願いして兄ちゃん部屋にいれてもらった!
人は感動すると、言葉も出ないよね

※インターネットに散らばっている画像をお借りします
まず!!
この外見を見て俺は、ヤンキー、不良、ヤクザとも違う気迫は感じた!!
メイクだの化粧だのという言葉も実態も知らない状態で見ているので、な!!!なんじゃごりゃぁあ!!という驚きようw
ここで俺の人生観は一気に変化する
今までゲームとか漫画につぎ込んでいたお小遣いやおねだりの矛先は、すべてXというモンスターバンドへ向けられるようになった!
そして彼らから、人生そのものを学ぶ事となるなんて、思いもしなかったよ

親父がいない育ちな俺は、母さんと婆ちゃんに育てられたから女々しい部分持って育っていた。
だからその女々しい部分が思春期迎えた時に、嫌で嫌でしゃーなかった。
男らしさってなんだろう?って無茶苦茶なやんでた時期だったっすね。
だから男の背中・・・つまり《人生のお手本となる男》を探してたらX JAPANに出会えたわけ。

1980から90年代・・・
世にあるJ-POPがまだ歌謡曲と呼ばれていた時代。
俺の眼は、人間ではない獣たちだけを捉えていた。
◆何を言っているのか全く聞き取れない轟音を発する黒い悪魔・・・・TOSHIさん
◆ニワトリがグレたらこうなるのか!という象徴・・・PATAさん
◆刺青したアブねぇ兄ちゃんが女装!?いや待て!なんてカッコイイ音を出す人なんだ!・・・TAIJIさん
◆な!なんだこのホウキみてぇな頭は!!スゲェ存在感だ!瞳孔開いてんぞ!?薬やってんのか!?へひゃぁ!とか言ってるぞ!?・・・HIDEさん
◆この人は女の人!?ドラムってこんな高速で叩くものなのか!?化け物だ!・・・YOSHIKIさん
その獣たちを人はこう読んでいた。
X《エックス》

※Xの皆さんに敬意を込めてこの画像をお借りします。
音楽だけじゃなく、しゃべらせても独特な雰囲気があり、存在感があった。
当時はなかった言葉だけど、これをカリスマ的存在というんだよね。
小学生からいじめに合う少年、Xという獣たちに出会う
いじめなんて本人の受け取り次第かもだけど、俺はとにかく小学校から高校までいじめられる対象だったな。
なんかね、調子こいて見えるんだって。
例えば、ちょっと女子に優しくしたら⇒オメェ調子こいてんじゃねぇ!!
・・・・・これ一番多かったな。
ようするに、目立つことや羨ましい事してるの見ると《調子こいてる》の範疇に入るらしいぞ。
どこへ行ったってこのコンクリート・ジャングルでも弱肉強食の法則は変ってない。
強い物に多くが群れて、弱き者や調子こいていると目立つ奴をたたくのだ。
俺はこういう奴らを《卑怯者》と呼んでいた。
未だに忘れないが、クラスメイトの男子90%を敵に回す出来事があった。
《女子に話しかける》

あーーーーーーんど
話かけられてもNG!!
なーーーーにーーーーさーーーーーまぁあああ!!???
ついに俺は堪忍袋のお紐ちゃんが切れるブチ!!っという音をハートで感じ取った。
そして俺はX JAPANをコピーしたバンドマンとして生まれ変わり暴れだした!!!

それを一番共感できたのが、見ためとはまったく違う属性を持った獣たち。
そう、Xの5人の兄さん達だったのだ。
人は見ためだけど、見ためじゃないの人生のお手本を示してくれた、Xという怪物たち
最初は全く理解できないほど存在がありすぎたけど、『破滅に向かって』というライブ映像を見て、俺は生まれて初めて無言で涙した。
なんて美しい音楽なんだろう・・・
この世にこんな美しい物があったのか!!
そして彼らは本当に破滅をもたらした
殻に閉じこもるという側面を持っていた俺を破滅してくれたのだ^^
青春時代の真っ只中、可愛い女の子だって全く眼中に入らず、俺はXに一目ぼれをしてしまっていたので、一直線だった。
そして彼らのビデオ(当時DVDなんてものは無い)や本を読み漁っては、彼らを知る事ばかりに明け暮れた。
しかしこの訃報を誰もが忘れていないだろう。
HIDEさんの突然、天使になってしまった事である。

※俺の運命を変えてくれてHIDEさんに敬意を払い、この画像をお借りして紹介します。
誰もが味わったかもしれないけど、『信じられなかった』
そして16歳にして俺は芋虫だった殻を破り、ついに蝶となる決断をした。

Xのメロディーは俺の頭に激しく乱反射し、ついに《裸でぶつかる》覚悟を覚醒させてくれたんだよね。
高校1年の時はクラスメイトの男子90%に嫌われ、ついには束になって毎日フルボッコつぶしをかけるようになってきた。
HIDEさんの死により怒りが抑えられない俺は、ついにそいつの連中を根本から潰すことにした。
鉄拳より重い罰を下してくれよう、惡友よ・・・。
ようするに《ちくり》だ。
指導員の先生におべっかなど使った事はないが、髪もド派手にして化粧までして学校に通っていた俺でも、Xのメンバーたちの思考から学んだの振る舞いで、『LYOは派手だけど、筋通してる良い奴だよな〜』って先生たちは味方になってくれていたのは忘れられない。
朝は一番で登校し、掃除は最後まで気を抜かない。
他のクラスで名前すら知らない奴だろうと、いじめの対象を見かけたら勝機が無くとも止める。
問題児たちに頭を悩ませる先生からすれば、俺のような化粧して登校してるイカれた生徒を見ている暇などないと思っていたけどね。
しかし見ている先生は、ちゃーーーんと見てくれてたし、生徒たちが噂するからすぐに先生にも情報が届く。
俺は元々いじめられっ子だったから、自分以外でもクラスメイトでいじめに合っている連中の気持ちも分かる
だから毎日のようにいじめられている様子を知ってしまうと、彼の名前も、いじめていた奴の名前も全て先生に言ってた。
俺は喧嘩しながら止めるのは最後の手段だと思ってたからね。
喧嘩はマジに諸刃の刃(もろはのやいば)だ
自分が仕掛けたことで、さらに悪化して大事な友人らも狙われる事になるからね。
こうやて抗争ってのは勃発してしまう。
そこは頭を使わなきゃならんかったよw
でもそのチクリな行いはクラスメイト全員や女子、そして学年全体にすら嫌われる覚悟が必要だった。
気分が良いイベントではない。
なぜなら俺の本当の目的は彼らと友達になる事だったからだ。
だけど、その振る舞いを続け、甘やかすとバカが更につけあがるだけだった。
俺たちの世代ではついに、いじめによって自殺未遂する生徒まで現れ、社会問題にすらなってたからね。
我が母校もいじめがエスカレートする一方で、拳で分かり合うなんて毎日あること。
熱血硬派野郎な奴もそこから生まれてきたから、悪い事ばかりじゃなかったけどねw

※これくらい熱烈にタイマンで主張し合えた奴はほんの一握り。
だから俺は決行した。
敵だったクラスメイト、即時退学・停学処分!
それに反応するように、仲間たちが仇討に俺や仲間をボコる日々も続いた。

しかしそれはあっという間に先生らにバレてしまい、彼らも長期停学や退学。
彼らの振る舞ってきた猛威は、彼ら自身にはね返り、学校から姿を消す事を強いられた。
そして、俺にはこんなレッテルが張られる。
こいつに近づくな。
俺は友達が欲しかっただけなのに・・・
自分を防衛しただけなのに・・・・何故だぁあっ!!!
毎日のように下校時はフルぼっこにされ、そんな習慣で頭も体もおかしくなってしまった。なんだこの喪失感は!!

※怒りの矛先をテーマにした素晴らしいゲームを生み出した、アスラズラースプロディーサー土屋和弘さん、ディレクター下田星児さんに敬意を込めて。
モヤモヤと怒りばかりが溜まって、モノに当たり散らして破壊したり、公衆電話ボックスをボロボロにして手が血だらけになったり、警察のお世話になったりハチャメチャだったけど、結局はぜーーーんぶ、心が泣いてただけなんだよね。
俺は怒りって感情は、泣いている状態だと思っている。
ほら、赤ん坊ってキレる事できなから泣くでしょ?
大人になると怒りという感情を知るけど、実は子供の怒りってのは一番エネルギッシュに泣いている時なんじゃねぇかなっと思ってたんだよ。
しかし怒りを誰かにぶつけて発散するのは、泣いてスッキリする事と同じではない。
俺は小学、中学の担任になった先生が同じ名前で《星野先生》という。
その先生二人は俺に言ってくれた。
『どんなに曲がっても誰かを守るとき以外に拳を人にむけるな』
『自分を貧乏だなんて言うな、ほんとうに貧しい人というのは、生み出すことが出来ない可愛そうな人を言う』
『お前がカッコイイと思う人を探しなさい、そして最初はマネして吸収しろ、自分のエッセンスになるように』
『あいつが悪いと人を指さし、自分が弱いことを人のせいにするな』
まだまだ沢山のお叱りと言葉を頂いた事を、忘れてはいません。
そして俺は、《自分が1番の卑怯者である事》にやっと気が付いたのである。
ここで立ち返った原点がXの音楽だった。

この人たちはどうやって、こんな素晴らしい出会いをしたんだろう??
どうやって自分の人生を変えていったんだろう・・・??
当時、16歳の俺には『疑問』しか答えが見つからなかった。
だからまずはHIDEさんをマネてみることから始めた!!

まぁ調子こいてるって言葉に委縮してたら何もできねぇべよ!ってことでいきなり大変身してみたら・・・
驚いた事に沢山の友達が出来るようになったんだな、これが。
Xのメンバーたちも、己を付き通す《主張》を持っていた
これが彼らの力の根源なのだと俺なりに解釈し、俺もなりふり構わず自分をさらけ出すように変わっていったんだよね。
影響受けすぎたってやつだよw
もちろん敵も増えたが驚いた事に《自分に合った属性の仲間》が増え、どんどん人生が楽しくなっていったのを覚えている。
Xと書いて伝説で読む!
こう言われ続ける所以は、同じような傷を持った人たちに、どうしても伝えたいメッセージを届けるためだったのかなと思う。
YOSHIKIさんの自伝にも多くの派閥からの反抗と成功物語が記されている。
俺はこの本が超好きで、何度も読んだよ!
まじでYOSHIKIさんはずーーーーっと戦ってたんだよ。
けなされ、罵倒を受け、押しつぶされても突き抜ける!
俺たちがエックスだぁあ!!!
TOSHIさんから放たれた咆哮は、俺たちいじめられっ子に勇気と愛と、誰かに心に届く事しようぜぇえ!という志を植え付けてくれた
僕はTOSHIさんがライブで語ってくれた、この言葉が突き刺さったままです!
『なんか・・・訳わかんねぇから、Xって名前にしようよ・・・って
Xとは、無限の可能性という意味です』
泣きました!!!
ッグっと来ました!
折れたボロッカスの俺たちにも無限の可能性があるのだと教えてくれたんだからね^^
《本当の勇者は最悪の環境からしか生まれない》という列伝は、他の偉人たちの本にも沢山記されている。
俺は彼らから『青春の走り方』を学び、それを実行した。
そしてそれは、とても素晴らしい思い出になっている。
俺たちは産声を上げた時から、大泣きという主張をしている生命体だろ?
その主張に母親があやしてくれたように、父親が、兄弟がニッコリ応えてくれたんだろ?
《ようこそ!このろくでもない素晴らしい世界へ!》
君も主張しようぜ。
自分が自分であるために。
かならず誰かがキミの言葉を捉えに来る。
キミが一歩前に進めば、相手も一歩近づいてくる。
X JAPANにありったけの感謝を込めて、この記事とHIDEさんのイラストを残します。
LYO

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